聖光 110010002=5
東筑 201000000=3
東筑は勝てる試合を落とした、もったいない試合だった。
同点の3回裏には、聖光先発の上石投手を攻め無死満塁とするも、カウント2ボール1ストライクからの甘い球を4番野口が力み、6-4-3ゲッツーの間に1点。変わった衛藤に後続を抑えられこの1点どまりだったのが痛かった。
もともと聖光打線を東筑石田投手がいかにおさえるかが焦点だったが、その石田。序盤から制球が不安定で、球が高く浮いたところを聖光打線に確実に捉えられたが、中盤以降徐々に持ち味のインコースへのツーシームでつまらせる場面が多くなった。同点で粘って終盤の1チャンスを生かす、という展開が見えてきたところで8回裏2死二塁で代打の切り札、と理想的な攻撃を見せた。しかしこの場面は相手投手のまっすぐに詰まらされセカンドゴロで逸機。
その直後の9回表、1死から高石のレフト前ヒットのあとの1番田野を迎えた場面。東筑は足技・小技への備えがどこまでできていたか。まんまとサード前にセーフティバントを決められ、かつ間に合わない一塁に悪送球で1死二、三塁。ここで2番横堀に対して東筑バッテリーは初球・2球目とアウトコースのボールでカウントを取りに行ってしまう。苦も無く2球目を一塁線にセーフティスクイズを決められ、セカンドの1塁悪送球が重なり2者生還。もったいない守備が続いてしまった。この場面、三遊間を詰めたうえでバッテリーはインコースを詰まらせるための配球をしたほうがよかった。また、一塁線のバントの打球をあわててセカンドが取りに行ったあたりも、東筑野手陣の備え不足が出てしまっていた。
もともとの力は聖光があった中、東筑の粘り勝ちがチラついてきたところで甲子園の経験の差が最後に出てしまった。
東筑は最終回の1死一、二塁からのショートライナーで二塁走者が飛び出したのもそうだが、1死二塁からのショートゴロで三塁を狙い封殺されるなど、走塁判断のまずさが目立った。
さて、勝った聖光。エース衛藤が本調子でないと思われ、3イニング強で降板したが次戦の東海大相模戦はどれくらい投げられるか。3番手の変則左腕高坂投手がそこそこ投げられたのが収穫だと思うが、聖光投手陣が一人で相模打線を3まわり以上おさえるのは難しいだろう。衛藤と高坂半々で繋いでいくのではないか。