ついにこの日がやってきた。1年半ぶりの甲子園観戦である。3月27日(土)、なんとかe+でチケットを購入した準々決勝想定のチケットは雨天順延で1日ズレて、2回戦最後の3試合である。このあたりはやはりセンバツ、季節柄雨天順延は大いにありえるため、この3試合になるのは織り込み済だ。無問題。
6時新横浜発のひかりは8時12分に新大阪駅に到着し、8時16分のJR京都線、8時30分阪神梅田発の直通特急と無駄なく乗り継ぎ、8時45分についに聖地入り。



第一試合 智弁学園5-2広島新庄
智弁は先発小畠が丁寧にゴロを打たせて2失点にまとめ、エース西村の完全温存に成功。大阪桐蔭を破って自信をつけ、優勝候補として風格が出てきたように感じる試合運びだった。

第二試合 東海大菅生5×-4京都国際
勝負の分かれ目になったのは、9回裏の京都国際の守備。2点を追う東海大菅生は連打と内野ゴロ、盗塁で一死二三塁とするも小池がサードゴロ。三塁走者のホームインは無視してよいが、京都国際のサードは二三塁間に飛び出していた走者を一瞥し、なんと一塁に送球。同点の走者を三塁に残してしまった。続く6番、1回戦で大会第一号を放っている鈴木泰。バッテリーは攻めきれず四球で歩かせてしまうと、続く代打の選手には死球。二死満塁と逆に追い込まれる形になった。
そして代打・多井を2ストライクと追い込むも、右翼線に逆転サヨナラタイムリーを浴び、終戦。同点の走者を挟まずに見過ごしたプレーが結果的に命取りとなった。
第三試合 中京大中京15-5常総学院
結果的に10点差がついたが、監督の采配によりこういう結果になった印象だ。まず、先発秋本が4回8失点で降板し大川につないだが、このスイッチのタイミングが遅すぎた。序盤から着実に得点を重ねられている中で、相手投手は畔柳。4,5点勝負にもちこむためには、最善は3回終って0-3で継投。その次に考えられるのは、4回、先頭の畔柳に安打を許し、送りバントで一死二塁の場面だろう。最悪でも、満塁から原に左翼線を破られ0-5、さらに二死二三塁となったタイミングだろう。死球を挟んでからの3点タイムリーを浴びて0-8となってからのスイッチはあまりにも遅すぎた。
さらに、この後もやりようによっては競り合いに持ち込めたのではとも思う。それは、中京大中京側は勝ち上がった後のことを見据えた、難しい投手起用を迫られていることが背景にある。中盤で8-0になったことで、当然畔柳を何イニング、何球投げさせるかを考えることになる。
中京大中京は2番手以降の力がガクッと落ちるだけに、勝ち上がりを意識した投手起用のスキを突くことで複数点を一気に返し接戦に持ちこむことができたはずだ。
しかしネックになったのが、2番手の大川を入れた打順だ。1回戦に続いて、4番ファーストの選手に代えて入れており、3イニングを1失点と好投していた大川を、1-9で迎えた7回の二死満塁のチャンスで代打を送らざるを得なかった(結果は二ゴロで逸機)。
3番手以降の投手が残り2イニングで6失点し、結果的には3イニングを被安打1の1失点にまとめた大川投手のみ通用していたこと、そして中京大中京が8回以降に送り込んだ2投手の投球内容を見ると、常総学院打線を抑え込めるものではなかったことを踏まえると、やはりチャンスで回ってくる中軸の打順に大川を入れてしまったことが悔やまれる。
何はともあれ、19年夏の準々決勝以来の生観戦を堪能した後は元阪神中込投手の焼き肉店で打ち上げ、お腹いっぱい胸いっぱいで帰京した、最高の1日だった。